ポケモンで英語 ~ゼイユのセリフ 碧の仮面 パート④~

ゲーム

ポケモンスカーレット・バイオレットのDLCで登場したトレーナー「ゼイユ」の数々の特徴的なセリフと共に英語を勉強していきます。今回は、オーガポンが落とした仮面を直すべく、けっしょうのかけらを求めててらす池に行くまでの、主人公・ゼイユ・ゼイユのおじいさんとの会話シーンから、気になったセリフを5つピックアップしました。

発売から時間はそこそこ経過していますが、念のためネタバレ注意でお願いします。セリフはすべてポケットモンスタースカーレット・バイオレットからの引用になります。

基礎情報

固有名詞英語
ゼイユCarmine
スグリ(スグ)Kieran(Kiki)
てらす池Crystal Pool
けっしょうのかけらCrystal Cluster

ゼイユのセリフ

おそーい!

ゼイユ家に着いた後のゼイユの第一声です。

You took your sweet time!

take one’s sweet time」がイディオムです。「自分のペースでゆっくり時間をかける」という意味があります。今回の例文のように、ややネガティブなニュアンスで使われます。他人にどんな影響(迷惑)をかけるか考えずに、マイペースにゆっくり時間をかけることを表現します。

似た表現で、「take your time」がありますね。こちらは、「気にせずゆっくりしていいよ!」とポジティブはニュアンスです。「sweet」って日本人的にはいい響きがありますが、一単語加わるだけで意味がほぼ反対になってしまうのは面白いですね。

例文:
He always takes his sweet time when he orders.
彼は注文するとき、いつも時間がかかる。

お面 今のまま 返しにいっても いいけど

I mean, we COULD just return the mask as it is.

ここでの注目フレーズは「as it is」です。意味は、「そのままで今のままで」となります。このシーンでは「今のまま=お面の一部が欠けてしまっている状態のまま」ですね。「it is」の部分は主語によって変わります(「as there are」、「as he is」など)。

また、このセリフで注目したい個所がもう一つあります。それは「COULD」ですね。強調されているのもそうですが、仮定法が使われています。ここでは、「お面をそのままの状態で返すこと」が1つの可能性であることを示しています。このセリフの後には、「きれいにしたほうがオーガポンがもっと喜ぶだろう」というニュアンスのセリフが続きます。

「こういうのもいいけど、こうしたらもっといいんじゃない?」みたいな会話って日常でも結構使うと思います。そんな時に仮定法をパッと使えるとスマートですね。

例文:
It's perfect as it is.
今のままで完璧だよ。

We could hand in this report as it is, but I think it would be better if we tweaked it a little bit.
今のままレポート出してもいいけど、もう少し手を加えたらもっといいものになると思う。

ま! 思春期だし そういうことも あるわよね

Must be teen angst or something. It happens!

ここでは、「思春期」が「teen angst」という表現で表されています。「angst」は「不安」、「苦悩」などの意味があります。「思春期」という期間を表すというよりは、その期間に経験する不安や苦悩のことですね。

「思春期 英語」でググると2つの単語が出てきます。「adolescence」と「puberty」です。「puberty」は、「体が子供から大人へと変化する期間」のことで、身体面に焦点が当てられています。「adolescence」は「身体、認識、心が急速に成長する10~19歳の期間」とされています。一般的に思春期と言いたいときは「adolescence」が良く使われるそうです。

また、「It happens」も覚えておきたいフレーズです。これは、「よくあること」、「そういうこともあるよね」という意味です。

例文:
There are common sings of teen angst.
思春期の子に見られる共通した兆候がある。

Sorry I overslept again.
It's OK. It happens.
ごめんまた寝坊した。
大丈夫だよ、よくあるよね。

あんたなら いいわ

we can make an excaption for you!

make an exception」は、「例外を作る認める」という表現です。「例外を作る」と聞くと、やや堅苦しく普段あまり使わない言葉ですが、今回のセリフのようにもっとフランクに日常会話でも使える表現ですので、取り上げてみました。

例文:
I'll make an exception this time.
今回は特別ね。

けっしょうのかけら 求めて 山登りに レッツゴーよ!

What say you and I go for a hike to find ourselves a Crystal Cluster?

What say + 文」とは、「~しませんかするのはどうですか?」と何かを提案する表現です。日本語のセリフでは提案というより、もう行く気満々でね。

また、「What say you」には、「What do you say」と同じ意味があります。相手にどう思うか、意見を求めるときに使われます。

例文:
What say we go out to eat tonight?
今夜外食するのはどう?

I guess I look good in red.
What say you?
わたし赤が似合うと思うんだけど、どう思う?

最後に

今回は、特別ゼイユらしい面白いセリフはありませんでしたが、それでも勉強になる英語フレーズはたくさんあったと思います。

すこしでも、学んでいただけたら幸いです。

コメント