Logic Appsを利用してRSSを購読することができます。その際の読み取り間隔の設定がAzure Portal上の表示的にやや紛らわしかったため、はまった点をまとめたいと思います。
結論
Logic AppsのRSSコネクタの最小ポーリング間隔は1800秒(30分)です。Azure Portal上では最短1秒で設定できそうに見えますが、ドキュメントを確認して制限を把握しましょう。
気づくまでの経緯
Logic Appsは非常に便利ですよね。先日とあるRSSを購読しService Nowにチケットを起票するためにLogic Appsを設定していました。Azure Portalからの操作方法もわかりやすく、雰囲気でポチポチしていくだけで簡単に設定できます。実際の設定画面は以下の通りです。
1秒はさすがにポーリング頻度多すぎるかなと思いましたが、それでもRSS更新後になるべく早くチケットを起票したかったため1分で設定しました。その後実際にRSSが更新されたときに、動作確認を行ったところ、Logic Appsは動いていませんでした。
うまく更新されたことを検知できていないのかなと更新を検知するプロパティ「PublishDate」を変えてみたり、Start Time(Example: 2017~のところ)を設定してみたりいろいろ試してみたのですがうまくいきませんでした。
そうこうする過程で、ふとLogic AppsのTrigger historyを見てみると30分に1回のペースでしか実行されていないことがわかりました。ここでようやくLogic Appsの制限かもしれないと思い、公式ドキュメントを確認しました。Azure Portal上は1秒から設定できますが、最小ポーリング間隔は30分という制限があるため、30分未満の間隔を設定しても無視されて30分になってしまうのでした。
まずは公式ドキュメント
私自身、Azureのドキュメントはよく確認します。しかし、今回は使い慣れているサービスでありました。また設定自体もわかりやすいのでAzure Portal上だけで簡単に設定できます。Azureでは、仕様的に正しくない値を入力しても大概はエラーになるため、間違いに気づけることが多いと思います。しかし今回は、30分未満の値を入力してもエラーにはならずに設定できるので、ポーリング間隔に問題があることにすぐに気づけませんでした。
30分未満で設定した場合に何かしら警告メッセージでも出してくれたらいいのにと思いながらも、改めて公式ドキュメントを確認する重要さに気づかされました。
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